短尺ドライバー専用ヘッド

短尺ドライバー専用シャフトを発売して1年半になります。今までは既存のヘッドから最適なものをチョイスして組んでいました。それがグランプリのG57でした。

同時にこれに満足しない開発も試行錯誤しながら進めていました。

詳細はまだ明かせませんが、某・地クラブメーカーの協力で、先日プロトヘッドがあがってきました。その途中経過を報告させていただきます。


私が考える短尺ドライバー専用ヘッドとは


開発中の短尺ドライバーヘッド

既存のドライバーヘッドは、アッパーブローで打つことが前提になっています。表示のロフト角よりもボールが高く上がる設計なのはドライバーだけです。

ドライバーだけ違う打ち方が必要になる設計!

というわけです。

そもそもこれがプレーヤーの技術を惑わせていると考えます。

ただ、短いドライバーを作るのではなく、他のクラブと同じようにダウンブローに捕らえても、やさしく上がって飛んでいく!そんなドライバーが理想です。

これは市場とは真逆とも言える発想です。

当店で推奨してきたグランプリのG57は性能もよく、ロフト角を13〜14度で納品してもらってきたので、偶然があったとはいえ、かなり相性の良いヘッドでした。

現在開発中のドライバーヘッドは、作り手である私の理想をふんだんに盛り込んだものになりそうです。要するに仕上げに関わる部分の自由度を大切に考えました。


プレーヤーの理想に近づけるための自由度


繰り返しになりますが、短尺ドライバーの販売を開始して1年半。クラフトマンとしてこれで満足していたわけではありませんでした。

最初は、短く軽くなったことでやさしさを感じてもらえましたし、平均飛距離が伸びた事実や、中には最大飛距離が伸びたお客様もありました。

ただ、

・もっと短くできないか?

という要望や、

・プレーヤー別の個性にもっとフィットさせたい!

という個人的な理想は尽きませんでした。

それには既製のヘッドや、それを使っての調整では限界がありました。

使い手の要望や相性に対して、それを実現させる自由度の必要性

これはずっと感じていたことですが、前出の地クラブメーカーの協力もあり、いよいよ実現しそうなところまでそれを持ってこれました。


重心深度とフェイス高にこだわりました


重心深度とフェース高の吟味

短いドライバーを作るには、総合的にバランスの良いヘッドが求められます。重心深度の違い、フェース高の違いによる一長一短にもかなりテストを重ねました。

室屋修一コーチも監修の短尺ドライバーヘッド

室屋修一コーチにもテスターをお願いしました。

重心深度はどの程度が良いか?
フェース高はどこまでディープにするか?

もちろん双方のバランスもあるので、偏ってしまうと「上がらない」「滑って捕まりが悪い」「スピン量が増えてしまう」など、少しの差でも違いがでます。

ここは、徹底してこだわりたいけど、最も頭を悩ませる部分でした。


プロトヘッドのテストデータ


短尺ドライバーヘッドのテストデータ

このプロトタイプにどう修正を加えて完成させるか?を決めるために、テストデータを取りました。実験的に2種類の打ち方を試しました。テスターは私自身です。

左がPWのようにダウンブローに打ったテストデータです。低いフックボールのイメージですが、スピン量の少なさに驚きます。またダウンブローに打つ方がボール初速が出やすいので、とにかくミート率が良いです。

右は、アッパーブローに高いドローをイメージして打ったテストデータです。もちろんこれだけ飛距離の差が出たわけですが、これは技術的にはやさしくありません。

この両方の「いいとこ取り」をした修正を加えて生産に向かいます。

具体的には夏前になると思います。

これまで推奨してきたG57よりも自由度が増すことで、より多くの人に、よりわがままな要望に応えられるヘッドに仕上げる予定ですので、ご期待ください。


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